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2006年7月14日 (金)

なすびのボーナス

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バンコク某日。
いまだに揉み揉み。

師匠であるなすびは、やることに愛嬌のある人で、
しかも、師匠としての威厳みたいなものも備えていた。
あまり英語は得意でなさそうだったが、
教え方はうまかった。

ある日、なすびは朝、のら犬といっしょに出勤してきた。
犬と手をつないで、犬を2足歩行させて、
わっとぽーまで来たのである。
犬は慣れないことに困惑しているようにみえた。

なすびの奥さんもまた、
ワットポーでマッサージ師をしていて、
無口だがいい人で、ぼくはこの2人が好きだった。

卒業の試験がすんで、
といっても師匠の体をもむだけなのだが、
無事卒業証書がもらえることになったあと、
ぼくは師匠にお礼をいって、
封筒に入れたお金を差し出した。
お礼に何をあげようと考えて、
これが一番喜ぶだろうと思ったのだ。

差し出した瞬間に彼はもうその封筒をもっていて、
ぼくにふかぶかとワイをした。
ワイとは合掌のことで、タイでは正式な挨拶はこれだ。
今まで師匠だった人が、
普通のタイ人のおっちゃんになってしまったようで、
ぼくは、すこしがっかりした。

そのあと、師匠は、横目で奥さんを確認しながら、
封筒を見つからないようにしまっていた。
でも、ぼくが奥さんにいっちゃうかも、
とは思わないようだった(^_^)。
(2005年07月06日)

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